準備食に入るまでの過ごし方
(食事の注意点など)

ファスティングをする上で、結果を出すなら準備食が一番大切です。
準備期間をしっかりとらないと、頭痛、吐き気、気持ち悪くなったりして中断する可能性があります。
また、ダイエット、デトックス効果にも大きく差が出てきてしまい、ファスティングの効果を最大限に得られなくなってしまいます。

・それは何故なのか
・何をしたらいいのか

というところについてお話しします。

●カフェインを抜く

ファスティング中の頭痛の原因はほとんどカフェインの離脱作用による頭痛です。

普段からコーヒー、紅茶、緑茶、抹茶、烏龍茶、ほうじ茶、ジャスミン茶、プーアル茶、コーラ、エナジードリンク、栄養ドリンクなど、
これらを良く飲む人は一週間前から抜きましょう。

中にはカフェインを抜くと離脱作用で吐き気、頭痛、眠気、気持ち悪くなったり、仕事がいけないほど辛く立てなくなってしまう方もいます。

カフェインを抜き始めて上記のような症状が出てきた際は、我慢して耐えるか、グルタチオン、タウリン、ウコンなど解毒を促進するサプリをとってください。

どうしても耐えられない場合は、カフェインの離脱作用で頭痛が起きているので、烏龍茶や緑茶でカフェインを少し入れるとスッと治まることがあるので、そのやり方で徐々に減らしていきましょう。

デカフェのコーヒーは?
日本のデカフェの基準は90%以上のカフェインの除去でデカフェ(ノンカフェイン)と表記できる為、10〜数%残留してるので控えましょう。

それに比べてヨーロッパの基準は厳しく、0.3%以下なので低い数値になっています。それならヨーロッパのデカフェだったらいいのか?という質問も頂くのですが、そもそもデカフェでも飲みたい!!!というのは中毒、執着をしている証拠です。

ファスティングに入ったら、どのみち飲めないのでなるべく早くキッパリ断つことが大切ですね。

パン、パスタ、うどんなどの小麦&牛乳、ヨーグルト、チーズなど乳製品を断つ

特に小麦のグルテンというのは腸の炎症を引き起こします。腸には粘膜のバリア、乳酸菌のバリア、IgAという免疫のバリアがありますが、グルテンはそれらを破壊してしまいます

また、グルテンというのはゾヌリンというタンパク質の一種の分泌を増やします。ゾヌリンとは腸の細胞の隙間であるタイトジャンクションを広げてしまいます。

腸の細胞の隙間であるタイトジャンクションが広がってしまうと、本来消化されないと吸収できない未消化のタンパク質とか、有害物、重金属など、本来ガードされて吸収されないものが身体に吸収されやすくなってしまいます。


それらが悪影響を及ぼすので、ファスティング前は腸を綺麗にして、状態を整えてからファスティングに入ることがとても大切です。

特にファスティング中のデトックスというのは、肝臓の横にある胆のうから胆汁という分泌物が、重金属、有害物質、排泄物、必要なミネラルなども一緒に出して行きます。

これは腸管循環といって、胆のうから分泌された胆汁はぐるぐるとまわり小腸と大腸の間で、普段は90〜95%ほど再吸収されます。


このタイトジャンクションが広がってる状態では、より胆汁と一緒に毒素や排泄物が身体に再吸収されやすくなってしまい、デトックスしたものがまた体内でぐるぐる回ることになってしまい、外に排泄できない状態になります。

なので、ファスティングに使うミネラル酵素ドリンクには、食物繊維、グルタチオンなど解毒に関わる栄養素を入れて、水便やゆるい便をたくさん出し再吸収されないようドンドン水便として排泄しデトックスを高めていきます。

乳製品に含まれるカゼインというタンパク質も腸で炎症を引き起こします。

ですから、カフェイン、グルテン、ガセインは最低でも1週間前から控えましょう。

結論:ファスティングでしっかり毒素を排出できる環境にするため、腸を整えてからファスティングに入ることがとても大切。

具体例

▼乳ヨーグルト→豆乳ヨーグルト
▼チーズ→ヴィーガンのチーズ風商品
▼牛乳→豆乳、アーモンドミルク
▼白米→玄米、オートミール、もち麦ご飯など
▼うどん→十割そば
▼間食→フルーツ、砂糖不使用のドライフルーツ、干し芋、甘栗
▼発酵食品、食物繊維を意識してよく摂る

ファスティングに入る前にとっておきたい栄養素

【まごにはやさしいわ】を中心に食事をとりましょう。

【ま・ご・に・は・や・さ・し・い・わ】

ま・豆類、豆富
ご・ごま類
に・肉(ファスティング前後は摂らないでください)
は・発酵食品、漬物、お酢
や・野菜
さ・魚(ファスティング前後は摂らないでください)
し・椎茸、キノコ類、生姜
い・芋、穀物類(米、発芽させた玄米、雑穀)
わ・わかめ、海藻(もずく、めかぶはオススメ)

ミネラル、ビタミン、食物繊維が豊富な食事をとり、2日前から肉、魚、卵など動物性タンパク質を抜きます。

人の身体の代謝にはミネラル、ビタミンがとっても大切。ファスティングに入る前にしっかり補っておかないと、代謝が悪くなってしまいます。

ビタミン、ミネラルは身体の酵素の働きにとても関わっています。人の体の中で働く酵素は約3000種類あります。


■マグネシウム
→糖の代謝、筋肉運動、ホルモンの合成など600種類以上の酵素の働きに関わる

■亜鉛→300種類以上に関わっていて、抗酸化(アンチエイジング)、解毒、タンパク質の合成、タンパク質ってのは筋肉、コラーゲン、ホルモンなどの合成に関わる

■鉄分→脂肪の燃焼、甲状腺ホルモンの代謝、コラーゲンの合成にも関わる

■ビタミンB群→解毒、脂肪燃焼、タンパク質の合成に関わる

■ビタミンC→タンパク質合成、コラーゲンの合成、抗酸化(アンチエイジング)、美肌にも関わる

なのでビタミン、ミネラルをしっかりとってファスティングに入ってくことで、ファスティング中の代謝が上がっていきます。

普段からコンビニ、スーパーの惣菜とかカロリーは高いが栄養価が低い食事を摂ってる方はそのままファスティングに入ると、代謝が悪い状態(脂肪が燃えにくい体質)になっているのでファスティングの効果が落ちやすくなります。

栄養素をとるのはサプリでとったらいいの?

食事が摂るのが一番ですが、サプリも品質がちゃんとしたいいものを選べばプラスになります。

お酒は最低2日前まで

ファスティング中は肝臓がとてもよく働き、エネルギー生産、解毒、ケトン体合成など、肝臓はいろんな重要な働きを担っています。

肝臓が疲れた状態でファスティングに入ってしまうと、いいパフォーマンスがでないので最低2日前までにやめましょう。できれば1週間前が理想です。

グルタチオン、タウリン、ウコン、ミルクシスルなど肝臓の働きをサポートするサプリをとるのも一つの手段です。

タバコ

ファスティングは血液をキレイすることが大前提ですので、血液を汚すタバコはやめることが理想です。

ですが、食べ物、お酒、カフェインなどを一気に断つとなって、ストレス過多になってしまうのであれば、こちらは自己責任の範囲で構いません。(本数減らすなど)

ファスティングの期間だけでもやめれたら理想ですが、ご自身の判断にお任せします。

上記をできる限り意識し、ファスティングをする前にしっかり準備をしていい結果を出しましょう😌

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